2020年11月30日月曜日

『オーダーキッチンご相談実例 ~その5~』

 

オーダーキッチンをご相談いただくお客様はデザインや海外製を中心とした設備機器類へのこだわりをお持ちの方が多いのですが、収納についても同じくらいこだわりを感じます。

特にオープンキッチンの普及により「家電収納」がキッチンにおける収納の大きなテーマ(少々大袈裟ですが・・)になっているため、時間をかけて打ち合わせをしプランをまとめていきます。


家電収納というと、キッチン背面の作業カウンターに横並びで置くのが一般的ですが、リビングダイニングからの見た目をスッキリさせたいとのご希望から、家電を「隠す収納」や置く位置を工夫して家電を「目立たなくする収納」の提案が増えています。


まずははね上げ式の扉です。

扉が上部に跳ね上がるので、開けっ放しにして作業かできます。

内部にスライド棚をつければポットなど一時的に蒸気がでるものでも設置ができます。








もう少しまとめて家電を収納したい場合、垂直収納扉をご提案することもあります。




ほぼ開けっ放しというお声も・・・(^^)

扉を引き込んで収納できるので、作業中は扉が邪魔にならず、電子レンジ・炊飯器・ポットなど頻度の高い家電がまとめて収納できます。扉を閉めるとスッキリしますね。


扉で隠すと毎回開け閉めが大変なのでは、、、とご心配な方には家電を置く位置を変えることをおすすめします。

特に多いのはオーブンレンジをカウンター下に設置するプランです。


スライド棚を付けて熱を逃がす工夫もしています。



ダイニング側から見たキッチン


カウンターの下にオーブンを設置することでスッキリした印象になりますね。

オーブンレンジは使用頻度も高いので基本はカウンター上に置く方が便利ですが、その大きさからかなりの存在感であることに気づいている方も多く、、、、今後ますます増える収納方法ではないでしょうか。



また、家電類は全てキッチン内に置かなくていいこともあります。

こちらの写真はご飯好きのご家族がおかわりをするとき都度都度キッチンに入らなくてもすぐにご飯をよそえるよう、ダイニング側に炊飯器置き場を設けました。




ダイニング側から見たキッチン。4枚扉の1番右端に炊飯器が入っています。




普段はスッキリした見た目です


内部にコンセントを設けているのでそのままご飯が炊けます。


写真のように、ダイニング側に面した収納の一部に炊飯器が入る収納を設けています。

スッキリとして美しい空間になじむようおさまりも工夫しました。

「ダイニングテーブルから近いので自分でよそってくれるようになりとても便利です!」と喜んでいただきました。


家電の置き方に正解はないと思いますので、ご家族や暮らしにあった収納についてぜひプランナーにご相談ください。(塩田)









2020年11月20日金曜日

『オーダーキッチンご相談実例 ~その4~』


オーダーキッチンのご相談にいらっしゃる多くのお客様がご希望される事のひとつがリビングダイニングとの調和です。

床の素材や壁の仕上げ、家具やファブリックにまでこだわった居心地の良い空間の中で、キッチンだけ決まった仕様の中から選ぶ事に抵抗がありましたというお客様が多くいらっしゃいます。


オーダーキッチンの場合、カウンター、扉材、色、機器、動線など全てお客様ご自身のお好みで選択する事が出来ます。


新築の場合はレイアウト、動線含めご提案させていただく事が多いのですが、リフォームの場合はどうしても動かせない柱や壁等があったり、あまり大掛かりな工事になる事を避け、既存のレイアウトをあまり変えない場合が多いです。(でも雰囲気は変えたいというご希望)
そのような場合は扉や色等で少し遊んでみる事をお勧めします。

現在お打合せ中のキッチンリフォームの例をご紹介致します。
下記が当初のキッチンのイメージ画像です。


既存キッチンのイメージ



以前、マンション等でも良く見られた立ち上がりカウンターと垂れ壁の間だけオープンになっているタイプです。
今回は、「キッチン左側の壁はインターフォンや照明スイッチが設置されている為そのままにする」「キッチン側からの吊り戸収納を確保したいので垂れ壁は残す」という制約がある中でいかにダイニングと繋がっている感じのカフェのようなキッチンに出来ないかとプラン致しました。

こちらがご提案したイメージ画像です。


リフォーム後のキッチンのイメージ


弊社ショールームのキッチンを大変お気に入っていただいた為、そのイメージにてプラン致しました。


キッチンカウンターをダイニング側まで延ばし、LDK入ってすぐ目に入る壁(インターフォン設置の)の脇までつなげました。


アクセントクロスをご提案したダイニング側はOPENの飾り棚を設置し、お気に入りの椅子を置けばちょっとしたカフェのような雰囲気になりました。

キッチンの扉材や色、カウンターの素材をご検討する上でダイニングとの調和はとても大事な要素です。


お客様には家具の雰囲気やご家族様のお好きな色、タイルや家電のお好み、飾りたい物までお伺いし、作り上げたオーダーならではのキッチン。

今回のお客様は、アクセントクロスの色も3Dをご参考にしてくださり「キッチンが出来たら椅子や時計も探します!」と言っていただきました。

エクレアではお客様のお好みやご希望をお伝えいただければ、プランナーがキッチン及びキッチン周りのコーディネートをご提案させていただきます。

是非ご相談にいらしてください。(上田)

 

2020年11月15日日曜日

『オーダーキッチンご相談実例 ~その3~』

 実際にオーダーキッチンのご相談に来られたお客様からは

・メーカーキッチンだとカウンター高さを自由に変更できない

・収納の奥行寸法が決められているため、自宅に綺麗に収まらない

・メーカーキッチンで好きなものをカスタマイズしていくと値段が高くなる

などのお話をお伺いしました。

 メーカーキッチンはある程度規格があるため、自由度は限られてしまうのが難点ですが、オーダーキッチンは自由にプランを作成することが可能です。

 但し、やりたいことを100%プランに盛り込むと値段が高くなってしまうと心配する方もいらっしゃいます。

そこはどのようにしたら、金額を抑えられるかご提案しますので、お打合せを進めていく中でご要望をお聞かせください。

 

《実例》

アイランドキッチンと既存家具の背面収納取付プラン

 

キッチン全体のイメージ(当初)


 こちらのイメージ画像は、先日ご相談いただいたお客様におつくりしたプランです。

ご来店時、どこに何を収納したいか、お客様が手書きでイメージを書いてくれました。

そのイメージをもとに一度御見積をご提出し、ここから、ご予算の調整のため、当初希望していた蒸気排出ユニット・引出し1つを削除しています。

蒸気排出ユニットは基本的に炊飯器等使用頻度が高く、長時間使用するものを収納するときに使用します。今回のお客様はケトルやコーヒーメーカーを置きたいとのことだったので、棚をスライド式にして使用するときだけ手前に出せば十分だということがわかり、蒸気排出ユニットをプランから外しました。アイランド側の収納もシンプルにプランしています。

 その分、大型食洗機やハイブリッドコンロ等をつけ、設備面を充実させています。 

このように自分の中でどの部分が重要で、逆に優先度が低い部分はどこか考えることで納得のいくキッチンをつくることができるのではないかなと思います。

但し、全部1人で考えるのは大変です。そこはプランナーを頼ってください。まとまっていなくてもいいので、キッチンの思いを伝えていただき、一緒につくっていけたら想像するだけでわくわくしてきませんか?

ぜひ、ご来店お待ちしております。(山本)

 

2020年11月10日火曜日

『オーダーキッチンご相談実例 ~その2~』

皆さまがオーダーキッチンを選ばれる理由は?

世の中に流通しているキッチンのほとんどがシステムキッチンといわれるメーカーキッチンです。

価格帯も幅広く、オーダーキッチンでは対応できないような非常に考えられた収納パーツも数多く見受けられます。

私どものショールームにご来店頂くお客様も当然そうしたメーカーのショールームに足を運ばれています。

そうした中で最終的にオーダーキッチンを選択する理由は何なのでしょうか?

一般的に「オーダー」=高い!というイメージをお持ちのお客様が多いはずなのに・・・

私どものショールームにご来店いただくお客様にオーダーキッチンを考えるきっかけをお聞きすると、


・メーカーキッチンでは設定のないビルトイン機器を組み込みたい

・今ある食器・調理道具・調理家電等を計画的に収納したい

・自分流の使い勝手を考慮したキッチンレイアウト・寸法にしたい

・希望に合ったカウンターや扉の素材・色を選択できる

などなど理由は様々です。



調理家電収納




計画された収納



シンク下のダストボックス、まな板収納



オーダーキッチンは様々な選択肢があるため、かえって悩まれてしまうお客様もいらっしゃいます。

ただ最近はPinterestInstagram等のSNSを活用してキッチンの情報を集め、「イメージはこんな感じです」とお伝え頂くことも増えています。


思いの詰まった切り抜き




好きなイメージが見つかる、エクレアショールーム内のコーディネートボード


また、「オーダーキッチンってどんなものなのか知りたくて」とご来店頂くお客様もいらっしゃいます。

「オーダーキッチンのショールームってちょっと敷居が高いな」って思われているお客様もぜひEKREAショールームにお越しください。

お客様のキッチンについての思いどんなことでも結構です。お話をお聞かせください!すべてはそこからはじまります。(近藤)

 

2020年11月5日木曜日

『オーダーキッチンご相談実例 ~その1~』

 

11月のテーマは、「オーダーキッチンご相談実例」です。

今月はどんなきっけでショールームへキッチンのご相談をいただいているかお伝えしたいと思います。


オープンキッチンが主流になり、LDKがひとつの空間になったことでキッチンと、ダイニング・リビングを統一感があるようにおさめたいというお客様が増えています。

家族が集まる場所だからこそ、より快適で美しい空間にしたいですよね。

そういったご要望にオーダーキッチンは柔軟に対応することができます。







写真の実例のようにキッチンからダイニングまで同じ素材で作ることができます。

さらに収納の面でもキッチンはもちろんのこと、ダイニング側の収納も用途や使い勝手を考慮したプランニングが可能です。いくつか実例をご紹介します。


「エアコン」






エアコンの存在感は無くしつつ、空気の流れを遮らないようルーバー状の扉が付きます。

 

「オーディオ機器」




 

「プリンター」




 

その他「ルンバ」「スマホ」なども最近ご相談が増えてきたと感じます。

 

必要な家電について、お部屋全体の計画で収納スペースが確保できていない場合や、

キッチンと仕様を合わせて収納を作りたい場合などご相談いただければと思います。(宇多)