2019年12月10日火曜日

機器のメンテナンスで思うこと


先日10年以上前に施工させていただいたお客様からお問い合わせを頂きました。


「IHクッキングヒーターの修理に来てもらったが部品がなくて修理不可能と言われた。同じメーカーで後継機種がないためどうしたらよろしいでしょうか?」

「W900のビルトインガスコンベクションの部品がないので、今度故障したら修理できない。機器の交換が必要と言われたが、同寸法の後継機種がないのでどうしたらよいか?」

いずれも据置機器ではなく、カウンターの開口や組込みスペースを伴うビルトイン機器のご相談です。ビルトイン機器において輸入・国産問わず、メーカー独自の規格の商品が多く存在します。

それらの商品はメーカーが生産を続けている間は部品の調達も容易なのですが、いったん廃盤・製造中止となり部品保有年数も過ぎてしまうと後継機種がなく、更に他社との規格とも合わない場合カウンターの交換やキャビネットの入替といった大がかりな作業が必要となります。

機器のメンテナンス費用だけ、と考えていたところ予想だにしない出費を余儀なくされることなってしまいます。

キッチンにビルトイン機器は不可欠です。機器の選定にあたっては機能・デザインも大切ですが他社との「寸法的な互換性」も考慮しておくと後々のメンテナンスも安心ですね。(近藤)


AEG(ドイツのメーカー)のIH。カウンター開口寸法が国産機器と同じです。




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