2020年9月20日日曜日

『キッチンプランナーが注目するキッチン設備機器 ~その4(スチームオーブン)』

 今回ご紹介するのはガゲナウのビルトインスチームオーブンです。ここ数年お客様のご希望により設置することが増えた機器の一つです。

このスチームオーブンはスチームクッカーとオーブンの長所を一つにしてプロの調理技術を家庭で再現出来る優れものです。つまりプロの調理技術のように温度や湿度の管理がしっかりと出来るという事です。

メーカーのお話しでは「肉や魚はその風味豊かな肉汁はそのままに、鶏肉の皮はカリッときつね色に、野菜は色や貴重なビタミン類を損なう事なく、柔らかで歯ごたえ良くしあがる」との事です。

 以前ガゲナウのショールームで講習会に参加させていただき、持ち込んだ食材を実際にオーブンで調理し、出来上がったものを試食するという機会をいただきました。

その時の様子をレポートします。

まずはその見た目がなんとも格好イイです。華奢ではない作りがプロっぽい本格的な感じを漂わせております。


GAGGENAU スチームオーブン



ショールームにはスチームオーブンの2台が上下に展示されております。



上がスチームオーブン、下がオーブン


オーブンで出来る料理は大体、スチームオーブンでも可能ですが大きな違いは最大温度です。

スチームオーブンは230度。オーブンは300度。


本格的なピザを焼くときにはスチームオーブンでは難しいという事ですね。

因みにスチームオーブン内部にはタンクがあり、水を入れてセットします。







スチームオーブン、オーブンそれぞれにお肉、西京漬けの魚、野菜を入れてスタートです。


スチームオーブン



オーブン


20分位で焼き上がりです。


スチームオーブンの焼き上がり



オーブンの焼き上がり



写真ではわかりにくのですがスチームオーブンの方は食材に艶があり、素材そのものが小さくなっておりません。

どちらも美味しかったのですが、やはりスチームオーブンの方が西京漬けのお魚はふっくら、野菜は蒸し野菜のようにジューシーでした。


お肉は種類や料理によって違うかと思いますが素材を生かしヘルシーに仕上げるにはスチームオーブンが良いですね。
2
台ご購入になる方が多いとの事納得です。

 

後日、実際に納めさせていただいたお客様宅にてスコーンを焼いていただいたのですが、正に中はしっとり、外はカリッとし、とてもとても美味しかったです。


スチームオーブンでしっかり焼き目がつきます


他にも納品させていただいたお客様のお声をご紹介します。

「スチームオーブンは思い切って入れて良かったです。毎日のように使用しています。朝は、厚切りのトーストを焼きます。シュウマイや肉まん等の他プリンや茶碗蒸し等火加減が難しい蒸し料理も上手に出来ます!またローストビーフ等も良いですがハンバークも少しスチームかけて焼くとふっくら仕上がるんです」との事。

 特別なお料理に使用するのがオーブンだとしたら、スチームオーブンは日々の食事作りに役立つものではないでしょうか。

 

今回ご紹介したガゲナウのスチームオーブン、
庫内温度は30度~230度

湿度は100%、80%、60%、30%、0%の5段階で設定可能です。

熱風+湿度のほか、下記のような調理モードがあります。
温め直しモード、解凍モード、パン生地発酵モードの他、最近流行りの低温調理モードもあります。

コロナウィルスの影響でお家ご飯が増え、ヘルシー傾向の今だからこそ、注目される設備機器ではないでしょうか。(上田)

 

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